2月中に終わらせたい除草作業

この時期にぜひ行っていただきたいのが除草作業です。
3月に入ると気温が一気に上がり、降雨量も増えてきます。すると雑草も一気に生育し、にんにくと同じように勢いよく伸びてきます。
まさに油断大敵のタイミングです。
この段階で除草ができていると、3月はにんにくが先に大きくなり、その後は雑草が生えにくくなります。
また、雑草が小さいうちに抜くことで作業も楽になり、大きくなってからの除草による根や葉のダメージも防ぐことができます。
適期としては、雨が増える前の2月下旬が理想です。
除草剤使用のポイント
選択性除草剤を使用する場合、にんにくの葉にも薬剤がかかるため、
薬害のリスクをゼロにすることはできません。
目に見えないダメージでも、生育が一時的に停滞する可能性があります。
特に気温が上がる3月はリスクが高くなるため、除草剤はできるだけ2月中に使用するのが理想です。
散布タイミングのポイント
- 曇天気味で穏やかな天候
- 霜がつかない温度帯
- 無風に近い状態
を選んで散布しましょう。
晴天時はレンズ効果で葉が傷む可能性があるため避けた方が無難です。 また、雑草の葉が濡れている状態や霜がある状態も、薬剤が流れるため適していません。
薬剤を使用する際は、展着剤の使用も忘れないようにしましょう。
展着剤を加えることで薬剤が葉の表面にしっかり付着し、効果を発揮しやすくなります。
なお、本記事ではあえて詳しく記載していませんが、使用時期・使用回数・散布量などは必ず最新の農薬登録内容を確認したうえで使用してください。
また、防除を行った際は、散布履歴の記帳も忘れずに行うことが大切です。
ちょっと元気がない、生育が遅いと思われる場合
冬のにんにく畑では、「少し元気がない」「生育が遅い」と感じることがあります。 この時期は気温も低く、雨も少ないため畑が乾燥しやすい時期です。
そのため、追肥を行っても実際に肥料が効き始めるのは3月後半頃になることが多くなります。
この頃になると気温も上がり、雨も期待できるため、肥料が溶け出してにんにくも養分を吸収しやすくなります。元肥の残りもこの時期に一気に効いてきます。
ここで注意したいのが1月の追肥です。
この時期に与えた肥料が4月頃まで残ってしまうと、徒長気味になったり、春腐れ病を助長したり、スポンジ球の原因になることがあります。
つまり、
1月の追肥=4月の必要ないタイミングで肥料が効いてしまう
ということです。
そのため、この時期の追肥は基本的におすすめできません。特に窒素主体の化成肥料は避けた方がよいでしょう。
どうしても与える場合は、ぼかし肥料を少量にとどめてください。
生育が少し気になる場合は、アミノ酸などの葉面散布がおすすめです。
2〜3回程度行うことで、すぐに効果が見えるわけではありませんが、根の動きが良くなり春先の葉数も増えやすくなります。
さらに調子が悪そうな場合は、PK主体の液肥の潅水や葉面散布も選択肢になります。
また、この時期は降雨量が少ないため、気温が安定している日に軽く潅水することも有効です。 春先の潅水は意外と生育に影響します。