スーパーフード「にんにく」の知られざる力とは?
「にんにくを食べると元気になる」
——昔からよく言われる言葉ですが、実は科学的にもその効果が認められています。
アメリカ国立がん研究所が提唱した「デザイナーフーズ計画」では、がん予防に役立つとされる野菜や果物をピラミッドで紹介。その頂点に選ばれたのが、なんと「にんにく」なんです!
にんにくに含まれる「ファイトケミカル(野菜や果物に含まれる、体の調子を整える天然の機能性成分のこと)」は、体の免疫力を高めたり、疲労回復、アンチエイジングなど、さまざまな健康効果が期待できます。
にんにくの主なファイトケミカルと働き(一例)
- 免疫力アップ:アルギニン、グルタミン、S-アリルシステイン
- 体力・筋力向上:ロイシン、イソロイシン、バリン、アルギニン、アリシン
- 脂肪燃焼サポート:リジン、プロリン、アラニン、アルギニン
- 集中力向上:チロシン、アルギニン、フェニルアラニン、イソロイシン
- リラックス効果:トリプトファン、セリン
- アンチエイジング効果:プロリン、アルギニン、セリン、プロリン
など
※含有量の大小はありますが、それ以外にも多くの成分が含まれています。
ここで特に注目したいのが、「S-アリルシステイン」と「アリシン」です。
「S-アリルシステイン」は疲労回復や免疫力アップ、高い抗酸化作用など様々な効果があり、がん予防に効果が期待できるとされています。自然の食品ではにんにくが最も豊富に含んでおり、同じユリ科の玉ねぎ、ねぎと比較しても突出して高い値なんです。
この「S-アリルシステイン」は、にんにくをじっくり熟成させることで増量する成分なので「黒にんにく」にすることで含有量も何倍にもアップするんです! 黒にんにくは通常のにんにくと比べて匂いがまろやかで、胃に優しくなるので、にんにくの健康効果を手軽に取り入れたい方におすすめです。毎日ひと粒を目安に、続けるのがおすすめです。
「アリシン」も強い抗酸化力があり、活性酸素を抑え、血液をサラサラにしてくれる成分です。そして、一番大きな特徴なのが「匂い」!にんにく特有の匂いの元がこの「アリシン」なんです。切ったり、すりおろした時にする匂いなので、皆さんも馴染み深いのではないでしょうか。
にんにくの匂いにまつわる私の体験談なのですが、取引先の福祉作業所で「スプラウトにんにく」の栽培が行われていて、利用者さんたちはにんにくを一片ずつに分ける作業を担当しています。この作業がとても人気で、普段は静かな方でも、にんにくの香りに包まれると楽しそうに取り組まれている姿がとても印象的でした。
そして私自身も、収穫作業で「にんにくの芽」をトラクターでカットする際、まるで“にんにくのシャワー”を浴びているような感覚になり、不思議とテンションが上がるんです。
にんにくの香りには、人の気持ちを元気にする力があるのかもしれませんね。
心も体も元気にしてくれる“にんにく”。毎日の暮らしに、ぜひ取り入れてみてください。疲れがたまりやすい時期や、体調を整えたいときの心強い味方になります。
手軽に続けられる健康習慣として、今日から始めてみませんか?
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このコラムを読んで、にんにく健康効果が気になった方は、ぜひ一度お試しください!